理事長メッセージ
カオスの時代、世界も日本も大転換期に入りました。
既存の規範となる価値観や考え方が大きく変わり、宇宙から強い新しいエネルギーが注ぐ「風」の時代に入りました。
執着から解放されパラダイムシフトが起こり、あらゆる分野に於いて宇宙的な視野から世の「立て直し・立て替え」の波動修正の課題(成長・発展)が、人類に突き付けられているような氣がします。
NPO法人・四條司家食文化協会も例外ではなく、やむなく軌道修正を行いました。
【一般社団法人・四條司家】として名称も変わりました。
守るべき基本(大和心)を中心に、四條司家の當代・四條隆彦様は会長職に、今仁節子が理事長職を担うことになりました。
他方、我が国は規制緩和により外国から禁止されている食品添加物等などを受け入れた結果、病を発症する方々が増えております。
四條司家では健康被害が出ぬように「食は命」を発信して参ります。
又、日本人として独自の美意識や文化を持つ本来の【あるべき姿】を通して、アイデンティティを取り戻し、日本の食文化の素晴らしさを普及いたします。
肉体を司る心の免疫と高い倫理観も重視し、メンターの方々との連携を図り「講演会・勉強会・シンポジウム・食の提言・啓発」に取り組みます。
風の時代の幕開けは、一人ひとりの責務を自覚し今迄の常識や枠組みを打ち破り「祈りと行動・愛と調和」によって覚醒社会に向かう方向であれば、希望に満ちた明るい未来づくりは約束されているのではないかと信じています。
~累代に引き継ぐ為~ 皆さまのご協力を頂きますよう、心から願っております。
有難うございます。
一般社団法人 四條司家 理事長 今仁節子
四条司家の起源
四条司家は、日本料理の祖神と崇められている四條流の祖、四條中納言藤原朝臣山蔭卿(830-888)からはじまります。
平安初期、和歌や和琴をはじめ諸芸に優れた文化人でもあったとされる第58代光孝天皇(830-887)は料理にも造詣深く、自ら包丁をとられ料理を作り、臣下に振舞われることがあったそうです。
光孝天皇に仕えた山蔭卿は、天皇と同じ趣味を持ち、若き頃より共に共に料理を作ったり味わったりするお相手として選ばれ、宮中の料理を深く追求することになりました。
やがて天皇の命により、宮中で供される料理の調理法を集約し、料理に関する作法を体系だて、試行錯誤を繰り返しながら、平安料理道の儀式の基本を考案したと伝わっています。
それが四條流庖丁儀式及び、日本料理道の起源になります。
四條司家の歴史
平安時代:初期
794年 ~ 1185年
第58代 光孝天皇が、四條中納言 藤原朝臣山蔭卿に俎板・庖丁捌きの掟を定めるように命じ、庖丁儀式の作法を完成させる。
鎌倉/室町時代
1185年 ~ 1573年
四條流の流れを汲む、四條園琉・四條園部琉、武家料理を専門とする大草流・生間流・進士流の流派が出る。隆房卿は鎌倉時代の歌人。《四條大納言日記》が有名。
伏見桃山/江戸時代
1573年 ~ 1868年
四條家は、中御家・六條・九條・紙屋河・大宮・園池・油小路・八條・鷲尾・山科・西大路・櫛笥 などの諸家に分流され、永きに亘り栄えた。この時代、武家社会においては、大名達が豪華絢爛な料理を競ってふるまい、郷土の食材を利用した武家の饗応料理などにも発展している。《おもてなし》の原型が確立された時代とも言えよう。
明治/大正
1868年 ~ 1926年
四條家 第38代 隆謌卿は、維新の七卿落ちの一人となり京都から追放されたが、明治新政府から陸軍中将、侯爵を授けられ貴族院議員にも勅撰される。
昭和
1926年 ~ 1989年
四條家 第39代 隆英卿は、官吏から実業界に転じ、貴族議員にも2回選出される。四條家 第40代 隆貞卿は、昭和29年、天皇陛下に相撲をお見せになり、今日の賢覧相撲のきっかけを作る。
平成
1989年 ~ 2019年
四條家 第41代 隆彦卿は、戦後行われていなかった庖丁儀式奉納を復活させ、《日本料理道》として日本料理に纏わる伝統文化を広く世界に紹介する活動を行う。
2013年、日本料理が《和食 日本人の伝統的な食文化》として世界無形文化遺産に登録される。
令和
2019年 ~
四條家 第41代當代 隆彦卿
団体情報
団体名 | 一般社団法人 四條司家 |
役員構成
会長 | 四條 隆彦 四條司家 第四十一代當代 |
理事長 | 今仁節子 |
役員 | 三田村有純(東京藝術大学名誉教授)・橋本幸雄(マクロビオティック酵素株式会社会長)・室伏強(株)グローバルエンゲージメントジャパン代表) |
監事 | 山内洋平(議員) |
顧問 | ・北河原公敬(東大寺長老)・田中章義(歌人・作家)・五條堀孝(遺伝学者)・杉本洋(日本画家)・三田村泉美(一社・国際文化研究院理事長)・大森哲夫(四條司家眞流師範)・渡辺光彦(土壤研究者)・高根宏(医療法人 社団理事長)・大久保誠太郎・大竹夏夫(弁護士)・坂井則子(一般社団法人 倫理研究所生涯局副参事)・小野登志子(元伊豆の国市長)・中村聡介(行政書士)・奥野晃士(舞台俳優) |
※敬称略・五十音順